しつこいピロリ菌

家族内感染が多いピロリ菌について

ピロリ菌を倒そう 慢性胃炎を患っている人は多くいます。
そして、日本人の2人に1人がピロリ菌陽性です。
現在分かっている事は、慢性胃炎は胃癌発生のもととなる事です。
慢性胃炎の治療(ピロリ菌の除去)をする事で、胃癌の予防ができることが分かっています。
その予防効果は感染の初期(胃の粘膜が委縮する前)ははっきりと出ていますが、感染の後期(胃の粘膜が委縮した後)は小さいのです。
若い人のピロリ菌除菌がキィワードです。
現在日本では検診により早期胃がんが多く見つかり、胃癌の死亡率は減りましたが、胃癌の発生率はへっていません。
ピロリ菌に感染しているといつもいに炎症が起きている状態となるので、細胞が変化しやすく、活性酸素が出て癌になりやすいのです。
この菌は、糞から口へ、または口から口へと感染します。
日本は衛生状態がいいので、口から口への感染が多いのです。
キスとか鍋料理とかの家族内感染が多くみられます。
日本の高齢者は若いころ水道が発達していない時にこの菌に感染しています。
そして長期間一緒に暮らしているうちに高齢者から家族内感染で若い人が保菌者となりました、 今大切な事は、若い人のこの菌への除菌を促して、胃癌の撲滅をはかる事です。

ピロリ菌の再感染の可能性

ピロリ菌の除菌が完了した後に再感染することは非常にまれとされています。
しかし、その後の検査で再感染している場合は、そもそも除菌が完了していなかったことによるものがほとんどです。
ピロリ菌の除菌治療は、最終検査において陰性判定がでることで終了します。
ただし、検査により陰性判定がでていても必ずしもピロリ菌が除去されたとは言い切れないとされています。
弱りつつも生き残っている状況では、偽の陰性判定が出てしまう場合があり、この場合は、追加の投薬が行われないため、再度力を回復させ活発に動き出します。
除菌後1ヶ月以内の検査では、このようなケースになる可能性が高いことから、通常、最終検査は投薬期間終了後から約3ヶ月後に行われるようになっています。
3ヶ月の期間をあけることにより弱っていたピロリ菌が復活し始めているため、陽性判定がでやすくなります。
除菌が完了していても再感染することもありますが、極めて稀なため常時気にする必要はないとされています。